江戸時代前期(17世紀)/紙本金地着色 屏風装(六曲一双)
72.3×214.6cm(各)
SUMMARY作品解説
左隻に白菊、野紺菊などの野菊を中心として、桔梗、女郎花、萩、芒、南天、藪柑子などの秋から冬にかけての草花、右隻にたんぽぽ、芥子、野あざみ、すみれ、つつじ、紫陽花、つくし、蕨といった春から夏にかけての植物を描く。横長の金地画面をいっぱいに使って、地面を描かずに一つ一つの植物を点在させる装飾的な表現は琳派が得意としたもの。精細に描写された草花は生き生きとした生命力を宿している。
ARTIST作家解説
伝 俵屋宗雪
Attributed to Tawaraya SosetsuDate of birth/death unknown
江戸時代前期の画家。俵屋宗達と同様「俵屋」を称し、宗達の子とも弟子とも伝えられるが定かでない。宗達と同じ「伊年」印を使用している。宗達存命中は、工房を代表する画工の一人だったと考えられる。寛永19年(1642)以前に法橋となり、その後加賀前田家に仕えた。宗達の装飾性を継承した、繊細な作風を見せる。代表作は、《秋草図》《竜虎図》《群鶴図屏風》など。
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INFORMATION作品情報

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