草花図押絵貼屏風 Folding Screen with Design of Flowers
江戸時代前期(17世紀)/紙本着色 屏風装(六曲一隻)
109.0×187.6cm、本紙:67.5×29.2cm(各)
SUMMARY作品解説
右から「隠元」「竜胆」「白梅に紅白椿」「紅白の萩」「笹に鉄線」「蔦」の各図を配する。右の3図を右寄りに、左の3図は左寄りに描き、左右対称となるように配慮されている。いずれも淡彩を用い、余白を生かして柔らかな描線で描かれており、琳派らしい装飾性に富んだ優雅な作品となっている。「宗雪」の印章を各扇に押すが、作風は相説の特色をそなえている。相説も一時期「宗雪」印を使用したことから相説あるいはその周辺の画家の手になると考えられる。
ARTIST作家解説
宗雪 印(喜多川相説?)
Sealed: Sosetsu (or Kitagawa Sosetsu?)Date of birth/death unknown