桜花山水蒔絵長方箱 Box with Design of Cherry Blossoms and Landscape in Maki-e Lacquer
江戸時代後期(19世紀)/木製漆塗
高11.0cm、幅16.8cm、奥行58.7cm
SUMMARY作品解説
漆黒の地に、桜花と流水が蒔絵で描かれた豪華な被蓋造りの長方箱。蓋面に爛漫と咲き誇る二本の桜の大樹、S字に蛇行する流水を大きく表している。霞がたなびく遠山にも桜、流水の手前の土坡上にタンポポや土筆などが愛らしく添えられ、春の野山の情景が描写されている。桜や流水を側面にまで描いて、流水によって末広がりの曲面をつくり重厚なリズム感と洒落た装飾性を醸している。紐の取り付け部に葵紋の飾り金具を備えている。
INFORMATION作品情報

出品歴
2018年3月24日 (土)~5月27日 (日)
大江戸展 長崎県美術館(長崎、長崎市)
2008年6月19日 (木)~8月24日 (日)
日本美術の名宝展 武士の美 国立美術館(ブラジル、ブラジリア)
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