アメリカのペンシルヴェニア州チャドフォードに生まれる。父は画家アンドリュー・ワイエスで、彼は次男にあたる。小学校修了後、家庭教師の指導を受けるようになる。一時期、ニューヨークに滞在し、解剖学を学ぶ。肖像画を得意とし、中でも死後に描いたケネディ大統領の肖像画は有名である。生前、アンディ・ウォーホルとも交友を持ち、お互いの肖像画も残している。1960年代末、NASAとワシントン・ナショナル・ギャラリーが後援した「宇宙の目撃者」プロジェクトに参加。宇宙探査ロケットの打ち上げや着水シーンを描く。1980年代以降、ペンシルヴェニア美術アカデミー、コロンビア美術館、ポートランド美術館など、数多くの個展を開催している。全米芸術基金の評議員、国立宇宙研究所の理事も務める。