エミール=アントワーヌ・ブールデル( Émile-Antoine Bourdelle)の作品が 5件見つかりました。
Émile-Antoine Bourdelle 1861-1929
南仏の町モントーバンに生まれる。父は町の家具職人で、幼い頃からその仕事を手伝い、木彫りの技術などを習得する。15歳の時、トゥールーズの美術学校に入学。7年後、市の奨学金でパリのエコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)に進学し、アレクサンドル・ファルギエールに師事する。またパリ14区にアトリエを見つけ、生涯の制作拠点とした。30歳の時、独立。以降、サロンやサロン・ドートンヌなど展覧会への出品を続けた。1893年に故郷モントーバン市から《1870年の戦いの記念碑》の注文を受ける。またこの頃、オーギュスト・ロダンと行動を共にするようになり、以来15年間付き添う。この間、ロダンからも学び、徐々に量感をもった独自の彫刻様式を形成していく。1900年代に入り、《ペネロープ》《弓をひくヘラクレス》など力作を発表。1911年から13年にかけてシャンゼリゼ劇場の正面装飾に従事した。1912年には代表作となる、アルゼンチン解放の英雄を主題とした《アルヴェアル将軍記念碑》を受注し、10年以上の歳月をかけ、1926年に完成に至った。