第二部 故宮の子どもたち|第一章 学ぶ―皇子・皇女たちの教育

溥儀習字冊(ふぎしゅうじさつ)十三経集字(じゅうさんきょうしゅうじ)》より《三伝(さんでん)》/宣統帝溥儀の漢字パズル 清 [出品No.186]

《十三経集字》は『易経』、『書経』、『論語』など13 部の儒家の経典を色の異なる文字として駒に刻んだもの。皇子の学習のために用い、封建思想を学びながら皇子の興味をかきたて高めようと工夫された教材である。

奕詝(えきちょう)馬図(うまず)》軸/17歳の咸豊帝が描いた自筆の馬の絵 清 [出品No.188A] [A会場のみ出品]
乾隆帝妃(けんりゅうていひ)嘉慶帝幼年像(かけいていようねんぞう)》/乾隆帝妃と嘉慶帝の幼年像 清・嘉慶年間 [出品No.181A] [A会場のみ出品]

本作は、乾隆帝の第15子、後の嘉慶帝の幼年時代の姿と母親魏佳氏、後の孝儀純皇后である。堂々たる華麗な清代中期の宮廷絵画であり、画風から判断すると肖像部分は西洋画家の郎世寧(カスティリオーネ)が描いたものである。

上記の展示品:北京・故宮博物院蔵