来年5月、東京富士美術館の新館オープンを記念して『大三国志展』を開催します。
第3回目となった『大三国志展』の調査を終えて、
悠久の大地に夢とロマンを追いかけた英雄たちの姿を思い浮かべながら書いています。
私たちスタッフは、
これまで3回の調査で、当時の三国をほぼ網羅する地を歩きました。
それは現代中国を覆うほどの広さで、現在の3市(北京、上海、重慶)8省におよびました。
巡った三国志ゆかりの地や名所、旧跡、博物館、記念館は
70カ所を超えました。
走行距離は1万6000キロ。
車、バス、フェリー、小舟、籠、人力車、徒歩、
部分的に飛行機と、様々な移動手段を使いました。
このブログでは、歴史や考古学、文学、美術にも触れますが、
学問的な考察をするのではなく、私たちと一緒に
そのゆかりの地を訪れ、あくまでも『大三国志展』を楽しんでいただくためのプレマガジンツアー・・・言わば、 来春、会場へお越しの際の水先案内人のようになればと思います。
次回からはじまるシリーズの順序や書き方は、
私のわがままを許していただければ、時々ぶらりと三国志の旅に
出かけるといったスタイルとさせていただこうと思います。
そうすれば私の筆もなめらかになり
止まることもないような気がするのです・・・
まず、
1回目は次回となりますが、
「三国志演義」のはじめに登場する“桃園の誓い”の場所、
劉備のふるさと、現在の河北省 たく州 楼桑村へぶらりと行ってみることにしましょう。
ブログ読者の皆さまの中には、
過去に三国志に はまっていたという方、今 まさにはまっているという方、そしてこれから はまっていくであろう方...等々
様々な方がいらっしゃることと思います。
かく云う私は最近はまってしまった初期症候群の一人であります。
三国志にめっぽう強い先生方には
どうぞお手柔らかにお願いいたします。
それではまたお会いしましょう。 再見
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