「三顧の礼」のパートでは橋本関雪の「三顧の礼」が非常に興味深いものです。『三国演義』の三顧の礼では雪が降ったのは2度目で、この際諸葛亮は草廬にはいなかったことになっていますが、この絵画では草廬に誰かがいます。これが誰かはわからないとのことですが、皆さんは誰だと思われますか?ちなみに、この絵画はこの名古屋展のみの出品ということもあり、ますます要注目です。
「赤壁の戦い」のパートでは仇英の「赤壁図」をはじめ様々な絵画などがあり、「星落秋風五丈原」での五丈原の地形模型は素晴らしい出来です。特にJAXAによる五丈原の空撮CGは見ものです。
展示の半ばでシアター・コーナーがあり、イメージキャラクターが登場する映像などとともに「レッドクリフ」PartⅡの劇場予告を見ることもできます。
「出土品でたどる三国志」では、金印や銀縷玉衣などずらりと並べられた中国の国家一級文物がやはり素晴らしいです。個人的には、自分にも同じ年齢の男の子がいることから、5歳で亡くなった子どものための画像石に心打たれました。
このように、「大三国志展」名古屋展も見どころ満載ですので、ぜひ皆さん足をお運びください。
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