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グスタフ・クリムト( Gustav Klimt)の作品が 1件見つかりました。

グスタフ・クリムト

Gustav Klimt 1862-1918

金工師エルンストの息子としてウィーン近郊のバウムガルテンに生まれる。1876年からウィーンの工芸美術学校で絵を学ぶ。当初は古典主義に根ざした作品を描いていたが、近代主義的なユーゲントシュティールに関心が移り、1897年にはウィーン造型芸術家協会(キュンストラーハウス)を脱退し、ウィーン分離派を設立した。1901年からの約10年間は「黄金様式」と呼ばれ、金を用いたきらびやかで装飾的な絵画表現を用いて制作した。とくに1903年の旅行中にラヴェンナで見たビザンティン時代の金のモザイク画が「黄金様式」の確立に大きな影響を与えた。分離派内の対立により1905年に友人たちのグループと分離派を脱退し、1908年にクンストシャウ(美術展)を組織。ここでエゴン・シーレやオスカー・ココシュカといった初期表現主義の寵児たちを見いだした。1910年以降主な国際芸術展で入賞し国際的な名声を得た。日本美術や中国美術などを収集・研究していたことでも知られ、それらの影響は彼の作品の空間的表現、視覚的効果、東洋的モティーフに見ることができる。

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