展覧会 - Exhibitions
栄光の大ナポレオン展‐文化の光彩と人間のロマン

 
【会期】
2005年11月3日(木)~12月23日(金)
【休館日】
なし(会期中無休)
【開館時間】
午前10時~午後5時(午後4時30分受付終了)
毎週土曜日は夜間開館いたします。■午後8時まで(午後7時30分受付終了)
【入場料金】
大人1200(1000)円/大高生800(700)円/中小生400(300)円
※身体障害者の方は半額[証明書等をご提示下さい]
※( )内は20名以上の団体・割引料金・前売券ならびに65歳以上の方。
※毎週土曜日は中小生無料
※前売券はローソンチケット【Lコード30300】、チケットぴあ【Pコード686-220】、JR東日本みどりの窓口・びゅうプラザほか、各プレイガイドにてお求めになれます。
【主催】
「栄光の大ナポレオン展」実行委員会(東京富士美術館、毎日新聞社、NHKプロモーション)
【後援】
外務省、文化庁、フランス上院、フランス文化コミュニケーション省、ロシア大使館、ベルギー大使館、オーストリア大使館
【協力】
日本航空、ヤマトロジスティクス、資生堂

ジャック=ルイ・ダヴィッド サン=ベルナール峠を越えるボナパルト

ジャック=ルイ・ダヴィッドによる
サン=ベルナール峠を越えるボナパルト
東京富士美術館 ©Tokyo Fuji Art Museum

このたび、フランス皇帝ナポレオン1世の戴冠式200周年を記念して企画した海外文化交流展「栄光の大ナポレオン展 文化の光彩と人間のロマン」を開催いたします。

本展のテーマは「ナポレオン―ヨーロッパと文化:もうひとつの勝利」です。 ナポレオンの輝かしい戦勝の事績や、ナポレオン法典をはじめとする政治・経済・教育等の多大な業績については、誰しもが知るところですが、文化という視点で彼を捉えるとき、そこに独創的にして近代的な発想、普遍的にして力強い創造性を発見することができるでしょう。

本展では、そうしたナポレオンの文化性と世界性を、ナポレオンと芸術、帝政様式の伝播、ヨーロッパのナポレオン家、手工業の繁栄、現代に生きる遺産といった要素で探りながら、英雄の趣味と豪奢なスタイルの創造、文化施設の創設や都市計画に賭ける情熱、皇后ジョゼフィーヌや兄弟姉妹たちの栄華、セーヴル陶磁器に代表される工芸美の極致、ジュエリー芸術の粋などを紹介してまいります。

第1部「文化、それはナポレオンのもうひとつの勝利」では、フランスの美術館・機関と日本のコレクションからの展示品を中心に、ナポレオンの文化力を表現いたします。第2部「ヨーロッパ、それはナポレオンのもうひとつの祖国」では、イタリア、ドイツ、ロシア、ベルギー、オーストリア、アメリカの美術館、個人コレクションからの展示品を中心に、ナポレオンの国際性を披露いたします。

あわせて8カ国からの参加により、300点以上にのぼる多彩な展示品をもって開催する本展が、日本の鑑賞者の皆様にとって新しいナポレオン像を発見する機会となることを期待するものです。

【展示構成と主な出品美術館・機関】
出品館および作品の由来にもとづいて、ヨーロッパ各国別にわかりやすく構成、展示を行います。

アントワーヌ=ジャン・グロ 皇后ジョセフィーヌの肖像

アントワーヌ=ジャン・グロ
皇后ジョセフィーヌの肖像
ニース、マッセナ美術館
©Musée Masséna, Nice

  • フランス
  • パリ、ルーヴル美術館
  • ブーローニュ=ビヤンクール、マルモッタン図書館
  • パリ、ドーヌ=ティエール財団
  • パリ、上院図書館
  • パリ、上院
  • パリ、国立公文書館歴史センター
  • コンピエーニュ博物館
  • リール美術館
  • ニース、マッセナ美術館
  • ビエーブル、ヴィクトル・ユゴー文学記念館
  • イタリア
  • ローマ、ナポレオン博物館
  • ローマ、国立近代美術館(マリオ・プラーツコレクション)
  • ローマ博物館
オーギュスト・クーデ ペルシエとフォンテーヌとともにルーブル宮殿を訪問する皇帝ナポレオン

オーギュスト・クーデ
ペルシエとフォンテーヌとともにルーブル宮殿を訪問する皇帝ナポレオン
パリ、ルーヴル美術館(マルメゾン博物館より寄託)
©Photo RMN / Doroits réservés / distributed by Sekai Bunka Photo

  • ドイツ
  • ベルリン、ドイツ歴史博物館
  • ロシア
  • モスクワ、クレムリン博物館
  • サンクトペテルブルク、パヴロフスク博物館
  • ベルギー
  • ブリュッセル、王立芸術歴史博物館
  • リエージュ、金属産業博物館
  • オーストリア
  • ウイーン、王宮家財庫博物館
  • ウイーン、シェーンブルン宮殿
  • その他
  • [アメリカ] 個人蔵
  • [日本] 東京富士美術館、京都服飾文化研究財団、アルビオンアート・コレクション、コノサーズ・コレクション東京、個人蔵ほか

【本展の後援・顧問・委員】

後援 :
クリスティアン・ポンスレ氏/フランス上院議長
ルノー・ドヌディユー=ド=ヴァーブル氏/フランス文化大臣
名誉顧問 :
アルノー・ドートリヴ氏/フランス学士院美術アカデミー終身事務局長
ジャン・テュラール氏/フランス学士院会員
マリア=エリザ・ティットーニ女史/ローマ歴史美術館連盟総長
エレーナ・ユーリエヴナ・ガガーリナ女史/クレムリン博物館総館長
ハンス・オットーマイヤー教授/ベルリン、ドイツ歴史博物館総館長
ジェラール・エルミッス氏/フランス国立公文書館歴史センター所長
ジョルジュ・ポワソン氏/フランス文化省文化財保護局名誉総合学芸員
学術顧問 :
ブリュノ・フカール教授/パリ、ソルボンヌ大学名誉教授、マルモッタン図書館学術ディレクター
名誉委員 :
ジュリア・ゴルゴーネ女史/ローマ、ナポレオン博物館主席学芸員
カトリーヌ・メニアル女史/フランス上院図書館・資料館館長
カトリーヌ・アルマンジョン女史/フランス文化省文化財保護局総合学芸員
アラン・タピエ氏/リール美術館館長
ドニ・ラヴァル氏/フランス文化省文化財保護局主席学芸員
ベルナール・プチ氏/歴史家
学術委員 :
フィリップ・モワンヌ氏/ビエーヴル、ヴィクトル・ユゴー文学記念館館長

カルティエ マリー・ボナパルトのティアラ

カルティエ
マリー・ボナパルトのティアラ
個人蔵(日本)協力:アルビオンアート ©AAJI

セーヴル陶磁器製作所 皇帝ナポレオンがアレクサンドル1世に献呈した「オリュンポスの食器セット」より

セーヴル陶磁器製作所
皇帝ナポレオンがアレクサンドル1世に献呈した
「オリュンポスの食器セット」より
モスクワ、クレムリン博物館
©State Museums of the Moscow Kremlin

皇帝ナポレオンがワーテルローで使用した剣、帽子

皇帝ナポレオンがワーテルローで使用した剣、帽子
ベルリン、ドイツ歴史博物館
©Deutsches Historisches Museum, Berlin

【本展のカタログテキスト執筆者】

  • ジャン・テュラール氏/フランス学士院会員
    序文「ナポレオンと文化」
  • ジュリア・ゴルゴーネ女史/ローマ、ナポレオン博物館主席学芸員
    「ローマ・ナポレオン博物館 叙事詩と一族の歴史の狭間のコレクション」
  • ハンス・オットーマイヤー氏/ベルリン、ドイツ歴史博物館総館長
    「帝政様式の成立」
  • ブリュノ・フカール氏/ソルボンヌ大学教授、マルモッタン図書館学術ディレクター
    「建築家・都市計画家としてのナポレオン」
  • ドニ・ラヴァル氏/フランス文化省文化財保護局主席学芸員
    「光と影の間で:芸術と芸術家の前でのナポレオン」
  • カトリーヌ・アルマンジョン女史/フランス文化省文化財保護局総合学芸員
    「第一帝政下での装飾芸術と宝飾」
  • パトリツィア=ロザッツァ・フェッラーリス/ローマ、国立近代美術館(マリオ・プラーツコレクション)主席学芸員
    「ローマ、マリオ・プラーツ住居博物館」
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