中国を代表する女流画家・方召の作品が、半世紀ぶりに日本で公開されます。
 方召は幼い頃から書を、10代から絵画を学び趙少昂、張大千ら中国画の巨匠に師事しました。波瀾万丈の人生にあって、母として8人の子供たちを育てながら、芸術への情熱は少しも揺らぐことはありませんでした。古今の名画を研究し、中国文学への造形を深めるとともに、活動の舞台を世界に広げ、独特の画風を創造しました。そして87歳になる今も、香港の地で、日々筆をとり続けています。
 本展では、絵画、書の代表作に関係資料を加えて約60点を展示します。中国伝統の画法を受け継ぎながら、古今独歩の境地を開いた方召の集大成ともいえる展覧会です。


主な展示作品

環境保護(現代、未来、自身、全人類、そして全世界の陸、海、空、すべての生物のために)
1990年
日食
1998年
人と大自然がひとつに融けあって
1998年
盤石図(ストーンヘンジ)
1981年