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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

蘭亭脩契図 Orchid Pavillion Gathering

天明2-寛政1年(1782-89)頃/絹本着色 軸装

175.1×135.4cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

蘭亭脩契とは、東晋の王羲之が浙江省紹興市の蘭亭に文雅の士41人と集まり、上汜の修禊(3月3日の桃の節句に水辺にて行なう祭事)を行い、作詩したという故事。流水に盃を流して、前を過ぎないうちに詩作する文士たちを生き生きと表している。画中の池には、王羲之が愛した鵞鳥が、屋内には数人の人物が描かれ、筆を手にする人物が王羲之と思われる。呉春が30歳代に摂津池田時代に描いたもの。師の蕪村風の南画様式の作品。

ARTIST作家解説

呉春(松村月渓)

Goshun (also known as Matsumura Gekkei)1752-1811

京都堺町通四条下ルに生まれる。本姓は松村、名は豊昌、字は裕甫のちに伯望、通称を文蔵。別号に月溪、可転、允白、孫石。軒号に百昌堂、蕉雨堂など。のちに与謝蕪村から三菓軒の号を譲られる。蕪村に師事し、画と俳諧とを学び、師没後は円山応挙にも学び、蕪村の詩情性と応挙の写実性を折衷した画風を確立し、四条派の祖となった。呉春をはじめ、その一門の多くが四条付近に住んでいたため、四条派と呼ばれた。松村景文の兄。60歳で没。

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