16世紀/油彩、板
71.5×52.5cm
SUMMARY作品解説
ウベルティーニは、ミケランジェロの研究に没頭し、その多大な影響をうけたルネサンスの画家のひとり。本作は、ミケランジェロが数多く遺したチョークによる人体頭部の素描のひとつをもとにして描かれたもの。ウベルティーニの作品の中でも、最も洗練された作者のテクニックが光っている。 ヴィットリア・コロンナは、ミケランジェロが《最後の審判》を制作中に知的交友をもった女性で、詩作の才に秀でた貴婦人であったと伝えられている。
ARTIST作家解説
バッキアッカ(フランチェスコ・ウベルティーニ)
Bachiacca (Francesco Ubertini)1494-1557
イタリア・ルネサンス期に活躍したフィレンツェ生まれの画家。別名、バッキアッカとも呼ばれる。ペルジーノやアンドレア・デル・サルトらのもとで学ぶ。1527年頃、イタリアにおける著名な美術家であるジュリオ・ロマーノやベンヴェヌート・チェリーニと共にローマに滞在。コシモ・デ・メディチに仕えている。ベルリン、ブダペスト、カッセル、グラスゴー、ロンドン各地の美術館にコレクションがある。
同じ作家の作品一覧
INFORMATION作品情報

1992年10月16日 (金)~11月5日 (木)
西洋絵画名作展—ルネサンスから印象派、20世紀の絵画 中国美術館(中国、北京)
1990年11月3日 (土)~12月2日 (日)
西洋絵画名品展 湖巖美術館(韓国、京畿道龍仁郡)
1990年9月22日 (土)~10月21日 (日)
西洋絵画名品展 中央日報・湖巖ギャラリー(韓国、ソウル)
Literature: Catalogue of Masterpieces of European Oil Paintings, Sam-sung Foundation of Art & Culture, 1990. pl. no.1