JP

COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

後三年合戦絵巻(写) Picture Scrolls of the Late Three Year War (copy)

明和7年(1770)/紙本着色 巻子(三巻)

上巻:46.5×1920.6cm、中巻:46.5×1486.5cm、下巻:46.5×1580.8cm

画像のご利用について
教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

後三年の役は永保3年(1083)から5年間、奥羽の清原氏の血族の争いからおこった合戦で、陸奥守源義家と奥羽の豪族清原一族の間で戦われ、義家はこの乱によって武名をあげ、またこの乱が奥州藤原氏繁栄の基礎ともなった。後三年合戦絵巻は鎌倉期の代表的戦記絵巻であり、元々播磨の池田家の重宝として伝世したが、現在は東京国立博物館の所蔵となっている。本作はその写本である。特に凄惨な合戦の場面は観る者の眼を引きつける。

ARTIST作家解説

源琦

Gen Ki1747-1797

京都に生まれる。本姓は駒井、名は琦、字は子韞。通称を幸之助。円山応挙に学び、その奥義を極めた。なかでも唐美人図を得意とし,同門の山口素絢の描く和美人と並び称された。とくに彩色にすぐれ、長澤芦雪とともに応挙門の二哲と呼ばれた。応挙没後は、応挙の長男応瑞を補佐し、円山派をまもり育て、応挙の画風を素直に継承した温雅な画趣を特色とした。素絢、芦雪、森徹山、月僊らとともに応挙門十哲のひとりに数えられた。51歳で没。

同じ作家の作品一覧

INFORMATION作品情報

出品歴

2021年10月8日 (金)~11月14日 (日)

THIS IS JAPAN 東京富士美術館所蔵 永遠の日本美術 大分市美術館(大分、大分市)

2019年8月25日 (日)~9月29日 (日)

百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展 北斎、広重、若冲、応挙 大集合!風神雷神から日本刀まで 京都文化博物館(京都、京都市)

2018年3月24日 (土)~5月27日 (日)

大江戸展 長崎県美術館(長崎、長崎市)

2008年6月19日 (木)~8月24日 (日)

日本美術の名宝展 武士の美 国立美術館(ブラジル、ブラジリア)

1997年9月17日 (水)~10月19日 (日)

日本美術の名宝展 チリ国立美術館(チリ、サンチアゴ)

1990年9月26日 (水)~12月9日 (日)

日本美術の名宝展 スウェーデン国立東洋美術館(スウェーデン、ストックホルム)

EXPLORE作品をもっと楽しむ

全国の美術館・博物館・アーカイブ機関を横断したプラットフォームでコンテンツを検索・閲覧でき、マイギャラリー(オンライン展覧会)の作成などができます。

超高解像度で作品を鑑賞いただけます。