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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

短刀 無銘(作州津山松平家旧蔵) Tanto Unsigned

相模 鎌倉時代末期(14世紀)/

刃長27.5cm、反り0.1cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

本作は、松平忠直ゆかりの松平家旧蔵で、初代の越後守宣富が、享保3年4月17日、襲封の挨拶に登城した際、将軍吉宗より下賜されたもの。形状は、平造で三ッ棟、反り僅かにつき、鍛えは、板目に杢目が交じり、肌立ち、地沸がよくつき、地景が頻りにいる。刃文は小互の目に小湾たれ交じり、僅かに砂流しかかり、匂い深く頻りに金筋、稲妻を交えるなど、相州然とした華やかな作域となっている。 本刀には、後藤家の揃い金具が付され、鞘は石目金地に蛭巻きの平蒔絵、五三の逆さ桐を高蒔絵した見事な拵と、本阿弥光勇の宝暦10年9月3日、代金子20枚の折紙がある。

ARTIST作家解説

行光

Yukimitsu

行光は俗名藤三郎、五郎入道正宗の父と伝え、兄大進坊祐慶と共に相州伝の元締格に当たる巨匠である。初期の作風は、身幅は狭く、反り強く刃文は直刃かほつれ刃、小乱のおとなしい出来。後期は、身幅が広めになり、反りがつき刃文は大模様になり、沸多く金筋・稲妻を交えた華やかな出来になる。

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