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海外文化交流特別展
ポーランドの至宝
レンブラントと珠玉の王室コレクション
2010年8月29日(日)〜9月26日(日)
海外文化交流特別展  ポーランドの至宝

かつてヨーロッパの大国として栄えたポーランドは、コペルニクスやショパン、キュリー夫人などの偉人を輩出した国として知られています。

ポーランドには、祖国の文化や芸術を守り、後世に受け継いできた歴史があります。それは第二次世界大戦後、瓦礫と化したワルシャワ旧市街を民衆の手で再建した不屈の精神、そして王室旧蔵の貴重なコレクションを守り抜いた勇敢な行動に象徴されるでしょう。

本展では、首都ワルシャワのシンボルであるワルシャワ王宮と、歴代国王の居城であった旧都クラクフの王宮ヴァヴェル城の全面的な協力のもと、これらの王宮に伝わる絵画、工芸、彫刻などをはじめ、ワルシャワとクラクフの2つの国立美術館のコレクションより、19世紀のポーランド絵画をご覧いただけます。

また、本展に出品される“レンブラントのモナリザ”と呼ばれる名画《額縁の中の少女》と《机の前の学者》のレンブラント作品2点は、日本初公開となります。

あわせて本展ではコペルニクス、ショパン、キュリー夫人に関連する作品・資料も展示いたします。

 
パンフレットダウンロード(PDF 0.8MB) 見どころ紹介・ダウンロード(PDF 0.5MB)



【主催】
東京富士美術館、読売新聞社
【会期】
2010年8月29日(日)〜9月26日(日)
【休館日】
月曜日
(ただし、祝日の場合は開館。翌火曜日が振替休館)
【開館時間】
10:00〜17:00(16:30受付終了)
【入場料】
  当日 前売・割引
大人 1200円 1000円
大高生 800円 700円
中小生 400円 300円


※土曜日は中小生無料。
※( )内は各種割引料金[20名以上の団体・65歳以上の方・当館メルマガ登録者ほか]
※障がい者及び付添者1名は半額[証明書等をご提示下さい]
※前売券は、ローソンチケット(Lコード38899)、電子チケットぴあ(Pコード764−063)でお求めになれます。
※お誕生日当日にご来館された方はご本人のみ無料

 

【後援】
ポーランド文化・国家遺産省、外務省、文化庁、ポーランド大使館、八王子市、八王子市教育委員会



ワルシャワ王宮
ワルシャワ王宮
バベル城
ヴァヴェル城


≪ 作 品 紹 介 ≫

額縁の中の少女
≪ 額縁の中の少女 ≫  Girl in a Picture Frame

レンブラント・ファン・レイン  Rembrandt van Rijn

油彩、板 105.5×76.3cm 1641年 ワルシャワ王宮所蔵
Warsaw, The Royal Castle
Photo: Andrzej Ring

 

この肖像画は、1777年よりポーランド最後の国王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ(1732-1798)のコレクションに収められていたもので、2004年から2006年にかけての調査により、レンブラントのオリジナルと確定された作品です。

これらの作品は、かつては《ユダヤの花嫁と父親》というタイトルで呼ばれ、対の作品と考えられていましたが、様式や技法上の特徴から、現在では対作品として描かれた作品ではないことが判明しています。

この頃は、レンブラントの画業において最も充実した時期にあたり、本作を描いた翌1642年には、代表作である《夜警》(アムステルダム国立美術館)を完成させています。当時レンブラントの前に座ることができるモデルは、経済的に絶頂期を迎えていたオランダ(特にアムステルダム)の中でも、最上流階級の人々であったといいます。

本作には、この時期にレンブラントが試みた技法上の面白い特徴が見られます。上図の《額縁の中の少女》には、あるトリックが隠されています。

画面の中でまず目に飛び込んでくるのは、ハイライトで浮かび上がるモナリザを想起させる少女の微笑。次に視線が向かうのは画面下方で同じくハイライトをまとう少女の白い手。これらが三角形の頂点を結び画面に安定感を与えています。しかし一方でそこには少女の動きが表現されています。描かれている少女の両手は、納まるべき額縁から飛び出しているのです。このような手法は「だまし絵」と呼ばれます。

30代後半にあたるこの時期、彼はこのような手法を積極的に取り入れ、描く対象に動きを与えました。窓枠、戸口、バルコニーなどから手や肘がせり出してくるように描くことにより、モデルがあたかも見る側の空間に入ってくるような錯覚を意図したのです。

日本初公開となる本作には、レンブラントの優れた技量によって画面に表現された、400年前の3Dの世界を垣間見ることができるでしょう。


ジグムント3世碑から見たクラクフ郊外通りの景色
≪ ジグムント3世の円柱から見たクラクフ郊外通り ≫  
View of Krakowskie Przedmiescie Street from the Zygmunt III Column

ベルナルド・ベロット  Bernardo Bellotto

油彩、カンヴァス 112×170cm 1767-68年 ワルシャワ王宮所蔵
Warsaw, The Royal Castle
Photo: Andrzej Ring

ペラギア・サピェハ(旧姓ポトツカ)の肖像
≪ ペラギア・サピェハ(旧姓ポトツカ)の肖像 ≫  
Portrait of Pelagia Sapieha née Potocka

エリザベート・ヴィジェ=ルブラン  Elisabeth Vigée-Lebrun

油彩、カンヴァス 139×100cm 1794年 ワルシャワ王宮所蔵
Warsaw, The Royal Castle
Photo: Maciej Bronarski

国王ヤン3世
≪ 国王ヤン3世ソビエスキの彫像 ≫  King Jan III

ピエール・ヴァノー  Pierre Vanneau

着色されたマホガニー 186×85×65cm 1683-1687年 ワルシャワ王宮所蔵
Warsaw, The Royal Castle
Photo: Maciej Bronarski

ヴワディスワフ・ジグムント・ヴァーサ王子の美術陳列室
≪ ヴワディスワフ・ジグムント・ヴァーサ王子の美術陳列室 ≫  
Prince Wladyslaw Zygmunt Vasa’s Kunstkammer

アントワープ派  Antwerp school

オーク板 72.2×104cm 1626年 ワルシャワ王宮所蔵
Warsaw, The Royal Castle
Photo: Andrzej Ring

花が入ったかごの模様が描かれた絨毯
≪ 花が入ったかごの模様が描かれた絨毯 ≫  
Rug with a Basket with Flowers Motive

ヨゼフ・ポトツキ制作、トゥルクツィン(?)、ポーランド  
Manufacture of Jozef Potocki, Tulczyn (?), Poland

羊毛 257×157cm 1750-1775年 ワルシャワ王宮所蔵
Warsaw, The Royal Castle
Photo: Andrzej Ring

カルトゥーシュにモノグラムSAのあるグロテスク・タペストリー
≪ カルトゥーシュにモノグラムSAのあるグロテスク・タペストリー ≫  
Grotesque tapestry with a SA monogram in a cartouche

ブリュッセル  Brussels

248×172cm 1550-1560年頃 クラクフ・ヴァヴェル城所蔵
Wawel Royal Castle
Photo: Stanisław Michta

ユピテル、メルクリウスと美徳
≪ ユピテル、メルクリウスと美徳 ≫  Jove, Mercury and Virtue

ドッソ・ドッシ  Dosso Dossi

油彩、カンヴァス 112×150cm 1523-1524年 ヴァヴェル王宮所蔵
Wawel Royal Castle
Photo: Stanisław Michta

ヴィオラ・ダ・ガンバを持つ若者
≪ ヴィオラ・ダ・ガンバを持つ若者 ≫  A Youth with a Viola da Gamba

ヤン・フェルコリエ  Jan Verkolje

油彩、カンヴァス 51.5×41cm 17世紀後期 クラクフ・ヴァヴェル城所蔵
Wawel Royal Castle
Photo: StanisAdam Wierzba

泉のほとり
≪ 泉のほとり ≫  By the Spring

ヘンリク・シェミラツキ  Henryk Siemiradzki

油彩、カンヴァス 45.4×31.5cm 1899年 クラクフ・ヴァヴェル城所蔵
Wawel Royal Castle
Photo: Stanistaw Michta

洗面器
≪ 洗面器 ≫  Basin

グダンスク(?)  Gdańsk (?)

47×58cm 17世紀中旬 クラクフ・ヴァヴェル城所蔵
Wawel Royal Castle
Photo: Anna Stankiewicz

 

●巡回先

サントリーミュージアム[天保山]  10月6日(水)〜10月31日(日)

北九州市立美術館・分館     11月10日(水)〜12月5日(日)

広島県立美術館     12月15日(水)〜2011年1月12日(水)




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