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ARCHIVESアーカイブズ資料

東京富士美術館は、開館以来、展覧会企画や美術史研究のために文献資料を収集してきました。

当館では多岐にわたる収蔵作品に関する資料と海外文化交流展をはじめとした展覧会企画関連資料を対象に積極的な文献資料の収集を行っています。特に各地で開催された展覧会のカタログや学術刊行物、写真史に関する出版資料の収集に努めています。また、稀覯書や古典籍、古文書等の貴重な蔵書に加え、美術史家のジェルマン・バザン氏、大野芳材氏より寄贈された蔵書コレクションは西洋美術史研究に資する特筆すべき資料となっています。

また、コレクションの収集に伴い、収蔵作品に関連する美術関係の記録資料(書簡、日記、手稿、ノート、写真・映像記録、団体・組織の業務文書、契約書、作品台帳等)が蓄積されてきました。これらの資料は収蔵作品の作者や美術史研究者に由来するものなどがあり、いずれも貴重な研究資料となるものです。

当館は、これらの文献資料・アーカイブズ資料を美術館活動の振興に資するために活用できるよう資料整理・研究を進めて参ります。

アーカイブズ資料

東京富士美術館
ユイグ・アーカイブ

内容・特徴:フランスの美術史家ルネ・ユイグ氏の関係資料。『見えるものとの対話』等著作の自筆原稿類、タイプライターで打った原稿、それを推敲した校正原稿、自筆の草稿、メモ類、講義用の準備ノート、講義用の作品カード、美術作品の絵葉書、日記、書簡、写真など紙資料類からなる。
分量・規模:アーカイバルケース65ケース
入手先・伝来等:ユイグ氏の子息フランソワ=ベルナール・ユイグ氏より、2019年に寄贈
閲覧:特別観覧申請ごとに条件・対応を個別に検討

大野芳材文庫

内容・特徴:西洋美術史研究者の大野芳材氏より寄贈された2,503冊の美術史関連蔵書コレクション。美術史関連の洋書2,027冊、美術館カタログ類104冊、美術史関連和書218冊、国内展覧会カタログ154冊からなる。
分量・規模:2,503冊
入手先・伝来等:大野芳材氏より、2023年に寄贈
閲覧:特別観覧申請ごとに条件・対応を個別に検討

ジェルマン・バザン文庫

内容・特徴:美術史家のジェルマン・バザン氏より寄贈された約8,702冊の蔵書コレクション
分量・規模:8,702冊
閲覧:特別観覧申請ごとに条件・対応を個別に検討

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